松山英樹は首の負傷を抱え軽めの調整 「首が治ってフルスイングができた時は曲がるかも」とジョークも

[ 2022年3月9日 15:20 ]

松山英樹
Photo By スポニチ

 米男子ゴルフのプレーヤーズ選手権は10日にフロリダ州のTPCソーグラスで開幕する。優勝賞金360万ドル(約4億1700万円)を誇る「第5のメジャー」に挑む松山英樹(30=LEXUS)は8日、会場で軽めの調整を行った。

 松山は前週アーノルド・パーマー招待から肩甲骨周辺を痛めていた。この日も首に痛みがあり調整は軽め。パット、ショットの練習後、ウエッジとパターだけを持って9ホールを回りコースコンディションを確認した。

 取材対応では「(体調は)良くなっていないので、ショートゲームだけで終わらせた。ショットは練習はあまりできないけれど、多分そんなに悪くないと思うので、ショートゲームを中心にして良い状態で入れるようにしたい」と説明した。

 「マスターズも近いのでそういうことはしたくないけど、試合はやってくる。体調を良くできないなら仕方のないこと」と約1カ月後のメジャー初戦マスターズ(4月7日開幕、ジョージア州)への不安もにじませた。

 ただ「(ショットは)悪くない。まあ、うまく首が治ってフルスイングができた時は曲がるかもしれない」と軽口を叩くなど表情に暗さはなかった。

 アーノルド・パーマー招待では第3日に76と崩れたが、最終日は強風が吹き、多くの選手がスコアを落とす中で70。4人しかいなかったアンダーパーをマークし20位に入った。「スタート時間が違った。最終組の方はアンダーパーはほとんどいなかった。(風が弱い)早めのスタートだったから」と謙遜しつつ「良いプレーができたと思う」とうなずいた。

 この日は、ロシアに侵攻されたウクライナの国旗に使われている青と黄色のリボンをキャップにつけてプレーした。ツアーが選手に配布したものだが、松山は「僕はどこかの味方とかはないけれど、戦争はなくなってほしい」とコメントした。
 

続きを表示

2022年3月9日のニュース