阿部VS丸山 伝説の24分間の死闘実現か 柔道選抜体重別選手権組み合わせ抽選会

[ 2022年3月9日 13:03 ]

20年12月、一発勝負の五輪代表決定戦で対戦した丸山城志郎(左)と阿部一二三
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 柔道の全国選抜体重別選手権(4月2、3日、福岡国際センター)の組み合わせ抽選会が9日に行われ、男子は60キロ級の高藤直寿(パーク24)、66キロ級の阿部一二三(パーク24)、73キロ級の大野将平(旭化成)、81キロ級の永瀬貴規(旭化成)、90キロ級の向翔一郎(ALSOK)、100キロ級のウルフ・アロン(了徳寺大職)、100キロ超級の原沢久喜(百五銀行)と、昨夏の東京五輪代表全7選手がエントリーする豪華な顔ぶれとなった。

 注目の66キロ級は阿部が第1シードで、第2シードには東京五輪代表を激しく争った丸山城志郎(ミキハウス)が入り、両者は順当に勝ち進めば決勝で対戦する組み合わせとなった。20年12月には一発勝負の五輪代表決定戦で24分間にも及ぶ激闘を制した阿部が五輪代表に選ばれ、盛夏の本番でも金メダルを獲得。一方の丸山も昨年6月の世界選手権を圧倒的な強さで制しており、再び2人の“王者”が相まみえることになる。

 大会は10月の世界選手権(タシュケント)の最終選考会を兼ねて行われる。抽選会後にオンラインで取材に応じた男子の鈴木桂治監督は「五輪の次の年とはいえ(今年は)2022年。パリ(五輪)まで2年しかないし、代表決定まではもっと短い。そういう状況であることを理解して、今年の世界選手権とアジア大会がどれだけ(五輪代表選考に)大事かしっかり理解してほしい」と全出場選手に期待した。

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2022年3月9日のニュース