原英莉花は開幕戦Vの西郷真央と同組 妹弟子の活躍を刺激に

[ 2022年3月9日 15:06 ]

原英莉花(撮影・西尾 大助)
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 女子ゴルフの今季国内ツアー第2戦、明治安田生命レディース(賞金総額8000万円、優勝賞金1440万円)は11日から3日間、高知県香南市の土佐CC(6228ヤード、パー72)で行われる。公式練習日の9日には大会初日の組み合わせが発表され、今季初優勝を目指すツアー通算4勝の原英莉花(23=NIPPON EXPRESS ホールディングス)は、先週の開幕戦ダイキン・オーキッド・レディースでツアー初優勝を飾った西郷真央(20=島津製作所)、ツアー通算2勝の吉田優利(21=エプソン)と同組でラウンドすることが決まった。

 「私よりもたくさん上位争いしてきたし、オフとかも何回も会っていたので。本当におめでとうという気持ちです」
 
 西郷は同じ尾崎将司門下の妹弟子。初優勝まで実に2位が7度。平坦ではなかった道のりも間近で見てきた。移動もあって初優勝の瞬間に立ち会うことはできなかったが、この日の練習ラウンド後に西郷の姿を見つけ「おめでとう」と笑顔で祝福のハイタッチを交わした。

 西郷とはこれまで9度同組でラウンド。その中にはメジャー初優勝を果たした2020年日本女子オープンも含まれている。ここでもう一度、姉弟子の威厳を示す絶好の機会でもある。

 この大会は初出場だった2019年が予選落ち、2度目の出場だった2021年は体調不良のため途中棄権。土佐CC名物の強風と硬いグリーン、春先の薄い芝に好成績を残せていないが「ゴー!ゴー!って感じじゃなく頑張ってパーを拾っていかないと。しっかり石橋を叩いたゴルフができるように頑張ります」と今年は従来とは異なる徹底した守りのゴルフで苦手コース克服を目指す。

 先週、念願のプロ初優勝を果たした西郷には師匠から「西郷どん優勝おめでとう。何と言ってもゴルフに対する考え方や取り組み方が優等生で、プロの中でもそのゴルフ頭脳はトップではないかと思う時がある。今回の優勝では2位にはない副賞がたくさんもらえる喜びを知っただろう。早めの2勝目を期待する」との祝福コメントが贈られた。

 「うらやましい。ジャンボさんの言葉って凄いことを成し遂げた時にしかいただけないので。私も早くいただきたいです」

 原が昨年11月の大王製紙エリエール・レディースでツアー4勝目を挙げた際、師匠から祝福のコメントはなかった。それは既に国内メジャー2勝を挙げていた原への師匠の期待の大きさでもある。師匠が認める「凄いこと」へここから勝ち星を積み重ねていく。

 

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2022年3月9日のニュース