父がロシア側捕虜に ウクライナ選手が直前出場取りやめ バイアスロン女子座位

[ 2022年3月9日 05:30 ]

北京パラリンピック第5日 バイアスロン ( 2022年3月8日    国家バイアスロンセンター )

 バイアスロン女子座位に出場予定だったウクライナの選手が直前で出場を取りやめた。ウクライナ・パラリンピック委員会(UPC)の広報責任者は、ウクライナの戦闘に加わる父親がロシア側の捕虜となったとの連絡が選手に入り「出場できる精神状態ではなくなった」と説明した。UPCのスシケビッチ会長は取材に「彼女だけでなく、選手、コーチ、スタッフ全員に起こり得る悲劇だ。こうした行為を続けるロシアを強く非難する」とコメントした。

続きを表示

2022年3月9日のニュース