小林陵は連勝ならずも貫禄の2位 4日混合団体で高梨沙羅と再タッグで雪辱へ

[ 2022年3月4日 02:08 ]

ノルディックスキーW杯ジャンプ男子個人第22戦 ( 2022年3月3日    ノルウェー・リレハンメル ヒルサイズ=HS140メートル )

 北京五輪男子個人ノーマルヒル金メダルの小林陵侑(25=土屋ホーム)は136メートル、134・5メートルの計289・0点で2位だった。第21戦からの連勝は惜しくも逃したものの、今季のW杯ランキングは首位をキープ。18~19年シーズン以来、3季ぶり2度目の総合優勝へ、一歩前進した。

 前日夜には同じ会場で行われた女子個人第14戦で高梨沙羅(クラレ)が優勝。五輪の混合団体でスーツ規定違反のために失格処分を受けた女子エースとは同学年で、競技当日には失意のどん底に落ちた高梨を優しくハグ。高梨が五輪後のW杯再開戦の欠場が決まった直後にも、自身のツイッターで「疲れたら休む!自分の人生だもの」と遠巻きに気遣った心優しき男子エースが、自身のパフォーマンスでも存在感を示した。

 5日にはオスロで個人第23戦が行われるが、その前日の4日には今季最終となる因縁の混合団体が行われる。好調をキープする小林陵と復活を遂げた高梨。再び日本の男女エースが力を合わせ、北京五輪の雪辱を期する。

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2022年3月3日のニュース