世界陸連、ロシアを全ての主催大会から除外 「中立選手」もNG コー会長「今回は事情が違う」

[ 2022年3月3日 05:30 ]

 世界陸連は1日、ロシアとベラルーシの選手および役員を全ての主催大会から除外すると発表した。7月の世界選手権(米オレゴン州)、今月の世界競歩チーム選手権(オマーン)や世界室内選手権(セルビア)などが対象となる。

 組織的ドーピング違反によりロシア陸連が資格停止処分中の同国選手に関しては潔白を条件に「中立選手」として出場を認めてきたが、今後は全て除外する。ベラルーシ陸連の資格停止についても9、10日の評議員会で検討する。

 コー会長は「私が政府に従って選手に制裁を科すような人物ではないと承知していると思うが、今回は事情が違う。この戦争を終結させ、平和を回復するためにスポーツも参加しなくてはならない。見過ごせないし、見過ごすべきではない」と主張した。

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2022年3月3日のニュース