内村航平 ウクライナのライバル・ベルニャエフを心配 ロシア侵攻で「どうしているのか」

[ 2022年3月3日 11:55 ]

内村航平
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 体操男子の個人総合で五輪連覇や世界選手権6度の優勝などを果たし、12日の「KOHEI UCHIMURA THE FINAL」(東京体育館)を最後に現役を引退する内村航平(33=ジョイカル)が3日、オンラインで取材に応じた。

 ロシアによるウクライナ侵攻はロシアとベラルーシの選手の各競技における国際大会からの除外などの事態に発展している。ロシアもウクライナも体操の強豪国で、特にウクライナには2016年リオデジャネイロ五輪で内村と名勝負を繰り広げたオレグ・ベルニャエフ(28=ウクライナ)がいる。内村は「ウクライナと言えばリオの個人総合を戦ったオレグがいるんですけど、その選手がどうしているのかなと心配なことがある。政治や戦争に関しては立場上あんまり言う権利はないというか、僕のひと言で何かが変わるわけでもないと思うんですけど、スポーツのところまで影響が及んでしまうというのは非常に悲しいところだなと感じます」と語った。

 ベルニャエフはロシアがウクライナに侵攻した2四日、首都キエフからインスタグラムで「朝6時に砲撃で目覚めた。言葉がないし、怖いし、家族と国のために祈っている。ロシアとベラルーシよ、やめろ。平和を願っているし、生きたい」と発信。3月1日にはロシア国旗にバツ印をつけ、「NO MORE RUSSIA IN INTERNATIONAL SPORT(ロシアは国際大会に不要)」と大書した画像をアップしていた。

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2022年3月3日のニュース