高木菜那 日本電産サンキョー廃部発表2日前に感謝の投稿「この部のおかげで10年間走り続けられた」

[ 2022年3月1日 17:29 ]

北京五輪女子団体追い抜きで銀メダルを獲得した高木菜那(ロイター)

 日本電産サンキョーは1日、今年度をもってスケート部を廃部することを発表。五輪で金メダル3個、銀メダル2個、銅メダル3個の計8個のメダルを獲得してきた名門が大きな決断を下した。

 今年2月の北京五輪女子団体追い抜きで銀メダルを手にした高木菜那は2日前のインスタグラムで「高校を卒業してから10年間ずっと支えてくださり、サポートしてくださった日本電産サンキョー。日本電産グループの皆様。本当にありがとうございました。この10年間私が夢に向かって走り続けて来れたのは会社のご支援、ご声援があったからです。日本電産サンキョースケート部でスケートが出来たからここまで成長できたんだと心から思っています」と感謝のメッセージをつづっていた。

 日本電産サンキョースケート部では過去、5人のメダリストを輩出。94年リレハンメル五輪の男子1000メートルで宮部行範が銀メダルを獲得。98年長野五輪では清水宏保が男子500メートルで金メダル、1000メートルで銅メダルを獲得。10年バンクーバー五輪では長島圭一郎が男子500メートルで銀メダル、加藤条治が男子500メートル銅メダルを獲得。5人目の高木菜那は18年平昌五輪の女子団体追い抜きと、マススタートで2つの金メダルを獲得。今年の北京五輪でも女子団体追い抜きで銀メダルを獲得し、スケート部初の2大会連続メダル獲得という快挙を達成していた。

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2022年3月1日のニュース