日本電産サンキョースケート部廃部 高木菜那の今後は「帰国後に話し合い」 報奨金「規定に従って贈る」

[ 2022年3月1日 17:27 ]

北京五輪女子団体追い抜きで銀メダルを獲得した高木菜那(ロイター)

 日本電産サンキョーは1日、同社スケート部を今月31日で廃部すると発表した。57年の創設以来、98年長野五輪男子500メートル金メダルの清水宏保ら5人の五輪メダリストを輩出した名門。同部広報担当は、2月の北京五輪の女子団体追い抜きで銀メダルを獲得した高木菜那(29)について「本人は今季を集大成として臨んでいるが、この先どうするかは帰国してから話し合うことになる。(銀メダルの)報奨金は会社の規定に従って贈ることになる」と説明した。

 高木菜は現在、世界選手権(3~6日、ノルウェー)、W杯最終戦(12~13日、オランダ)に出場するため、欧州遠征中。2月27日には自身のSNSで「高校を卒業してから10年間、私が夢に向かって走り続けてこられたのは会社のご支援、ご声援があったから」と感謝をつづっていた。18年平昌五輪では女子団体追い抜き、マススタートで2冠を達成。4年前は金メダル2個の報奨金として同社と同社の永守重信会長のポケットマネーからから計4000万円を贈られ、3階級特進で係長にも昇進している。

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2022年3月1日のニュース