新関脇・阿炎　師匠超えへ「入門からの目標に近づけた」

　新関脇の阿炎は「あまり心境は変わらないですね。まだ上の番付があるので。上を見つつ、自分を見つめ直して進んでいきたい」と飾らない言葉で決意を示した。錣山部屋では元関脇・寺尾の現師匠が04年1月に創設後初めて新関脇が誕生。「入門から、ずっと師匠を超えることを目標にしていた。それに近づけた」と喜んだ。まだ師匠から祝福の言葉をかけられていないというものの、2場所連続で終盤まで優勝を争った初場所後には「一番一番、我慢したから結果につながった」とねぎらわれた。

　次の大関候補と期待される。「まだ人としての格が違うので、その辺も身に付けていければ」。映像で横綱・曙の押し相撲を研究するなど相撲に多くの時間を使い、精進している。