陵侑 今季8勝目で首位返り咲き!5位から逆転「僕もびっくり」

[ 2022年3月1日 05:30 ]

ノルディックスキーW杯   ジャンプ男子個人第21戦 ( 2022年2月27日    フィンランド・ラハティ )

逆転で優勝した小林陵侑(AP)
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 北京五輪のノーマルヒルで金メダルを獲得した小林陵侑(25=土屋ホーム)が、合計278・0点でハルボルエグネル・グラネル(ノルウェー)と並ぶ同点優勝を飾った。五輪後では個人2戦目での初優勝で、今季8勝目、通算27勝目。今季のW杯ランキングでもカール・ガイガー(ドイツ)を抜き首位に再浮上。18~19年シーズン以来の総合優勝へ、勢いを増してきた。

 1回目5位からの逆転勝利。2回目はヒルサイズを越える大ジャンプに右拳を振り下ろして喜びを表現した小林陵は、「やっといいジャンプができた。僕もびっくりした。まさかって」と喜びを爆発。ガイガーを抜いてランキング首位も奪い返し、「まさかここで追い越すとは思わなかった」と充実感をにじませた。

 25日の個人第20戦は今季ワーストタイの7位。前日の団体戦でも124メートル、119・5メートルにとどまったが「希望は見えていた」。北京に比べて助走路の傾斜が急なラハティの台に適応し、2本目の大ジャンプにつなげた。今季残りの個人戦もあと7試合。3シーズンぶり2度目の総合優勝へ、勝負の3月もぶっ飛んでいく。

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2022年3月1日のニュース