日本電産サンキョースケート部が3月末で廃部 高木菜那、清水宏保氏ら五輪メダリスト5人輩出の名門

[ 2022年3月1日 15:44 ]

スピードスケートの(左から)清水宏保氏、高木菜那、長島圭一郎氏、加藤条治
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 日本電産サンキョーは1日、今年度をもってスケート部を廃部することを発表した。1957年の創設以来、5人の五輪メダリストを輩出。98年長野五輪男子500メートルの清水宏保の金、10年バンクーバー五輪500メートルの長島圭一郎の銀、加藤条治の銅など金3、銀2、銅3の計8個のメダルを獲得した。現在は選手8人、監督1人が在籍。今年2月の北京五輪の女子団体追い抜きで銀メダルを手にした高木菜那も所属している。

 同社は「近年強いリーダーの不足に加えて、ここ数年スケート選手を目指す若者も減り、そのレベルも落ちてきたことから、企業がスピードスケート競技の発展に貢献するという当初の目的についての展望が持てないと判断し、誠に残念ではありますが、2022年3月31日をもって廃部することを決定致しました」としている。

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