山本涼太「やばい」重圧はねのけ「表彰台に先輩たちを上げたい」チームへの思いがラストスパート支えた!

[ 2022年2月17日 21:57 ]

北京五輪第14日 ノルディック複合団体 ( 2022年2月17日    国家スキージャンプセンター )

ノルディック複合団体で28年ぶりとなる銅メダルを獲得し喜ぶ日本の選手(ロイター)

 北京五輪ノルディックスキー複合団体が17日行われ、日本は渡部暁斗(33=北野建設)、渡部善斗(30=北野建設)、永井秀昭(38=岐阜日野自動車)、山本涼太(24=長野日野自動車)の4人が出場し、金メダルに輝いた94年リレハンメル以来28年ぶりの銅メダルを獲得した。

 4位でスタートした後半距離では重要な1番手を任され、2位で永井にバトンをつないだ渡部善は「やっと獲れたなという感じ。長いことメダル目指してやってきて、やっとここまで来れたな」と感慨深げに語った。「MVPはワックスマン。スキーが凄く進んだ」と感謝した。

 チームの最年長としてチームを支えた永井は「本当の最後の最後でこんなご褒美が待っているとは思わなかったので、今日一緒に戦ったチームメートもチームスタッフなどみんなに感謝したいですね。最高です」と喜んだ。

 アンカーとして最後のラストスパートでオーストリアを突き放し銅メダルへと導いた山本は「まず4走に決まった時に“これプレッシャーやばいな”と思っていました。表には出さないようにしてましたけど、自分の中で一番きついレース展開になるかなと想像してました」と安どした表情を見せた。

 「あらゆるレース展開を想像してましたけど、やることは変わらないと思っていました。自分のちょっと良くなってきた滑りが出せたらいいのかな思っていましたけど、まさかあの位置で表彰台を争えると思ってなかったので良かったと思います」とレースを振り返った。

 また、最後のラストスパートの攻防では「最後の直線では正直なところ“オーストリア来るな”と思っていて、ドイツももう少しのところにいたので色々な気持ちはありましたけど、表彰台に先輩たちを上げたいという気持ちがありました。なので、気持ちが先走っていた感じでしたね」とチームを思う気持ちが銅メダルへと押し上げたとした。

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2022年2月17日のニュース