近大・神崎は「角界の佐藤輝になる!」 武隈部屋入門会見

[ 2022年2月2日 17:30 ]

入門会見で握手をかわす武隈親方(左)と近大相撲部の神崎大河
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 2月1日付けで新設された大相撲武隈部屋へ入門が決まった神崎大河(22=近大4年)が2日、大阪府東大阪市で会見し「(プロ野球阪神の)佐藤選手のようにスケールの大きな誰からも応援される力士になりたい」と、近大で1学年先輩だった佐藤輝明外野手(22)の名を挙げて活躍を誓った。食事に連れていってもらうなど交流があり、最近も連絡を取った際に“入門会見で佐藤選手のことを聞かれたら、目指していますと言っていいですか”と本人の了承を取り付け済みという。

 相撲に関しては「持ち味の突き押しを磨いて関取になり、家族や支えてくれた人たちに恩返しをしたい。(目標に掲げた関取になる時期は)早ければ早いほどいい。親方を信じて一日一日、取り組んでいきたい」と意気込んだ。1メートル90、155キロの恵まれた体格を生かした突き押しで昨年の全日本選手権、全国学生選抜で準優勝したほか、西日本選抜学生選手権優勝などの実績を残した。三段目100枚目格付け出しで3月の春場所(13日初日、エディオンアリーナ大阪)で初土俵を踏む。

 同席した師匠の武隈親方(元大関・豪栄道)は1月下旬に日本相撲協会の理事会で、境川部屋から独立し部屋を新設することが承認されたばかり。「このタイミングで魅力がある子を預かれる。責任感もあるが、楽しみの方が強い」と満面の笑み。大阪府寝屋川市出身で、ご当地の春場所で“師匠デビュー”を迎えるだけに「大阪は生まれ故郷だし、特別な場所になる」と決意を新たにした。

 近大相撲部は1925(大正14)年創部で、大学日本一を決める全国学生相撲選手権優勝8度を誇る名門。大相撲でも横綱・旭富士、大関・朝潮、大関・朝乃山ら活躍力士を輩出している。神崎は近大相撲部から23人目の角界入りとなる。

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2022年2月2日のニュース