モーグル堀島「だんだん難しく」本番コースに不安も 北京五輪 3日に予選

[ 2022年2月2日 22:13 ]

調整する男子モーグルの堀島行真(AP)
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 北京五輪のフリースタイルスキー・モーグルの公式練習が2日、会場となる河北省張家口の雲頂スキー公園で行われた。金メダル候補に挙がる日本の堀島行真(24=トヨタ自動車)も参加。あす3日の予選1回目へ、入念に最終調整を行った。

 練習後、取材に応じた堀島は、「4日間、公トレ(公式練習)があったが、コース状況がだんだん難しくなった印象を改めて受けた。今日の感じだと不安が残った1日だった」と、意外にも弱音を漏らした。最初は真っ新だったコースも、4日連続で公式練習が行われたことで、起伏はより鮮明に、雪面は荒れた状況に変化。「選んだコースの人数が多いと、状況も変わりやすい」とコース選択も勝敗の鍵になることを指摘した。

 ただ、若さと勢いはあったが経験値は少なかった4年前の自分とは違う。特にターン技術は飛躍的に向上し、「コブの狭さやピッチは合っている。どのコースでも調整できる」と自信を示し、エア台で跳ぶ技の選択(コーク1080)も固まっている。「今は明確なプランが立った状態でできている。順調に取り組めている」と不安を打ち消した。

 モーグル男子は3日に予選1回目が行われ、開会式翌日の5日に予選2回目から決勝までが行われる。世界王者として臨んだ平昌五輪は11位。名実ともに日本のエースに成長した24歳が、日本に金メダル1号をもたらす。

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