ウィザーズは6連敗 八村は8得点 バックスのアデトクンボはトリプルダブル

[ 2022年2月2日 12:13 ]

バックスのマシューズをかわしてインサイドを突くウィザーズの八村(AP)
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 NBAウィザーズは1日、ウィスコンシン州ミルウォーキーで昨季のファイナル王者、バックスと対戦したが98―112(前半40―52)で敗れて6連敗。第2Q中盤に最大17点差のビハインドとなりながら第4Qの3分25秒、八村塁(23)がこの試合で初めて3点シュートを成功させて86―83としたが、リードした時間は45秒に終わった。

 カイル・クーズマ(26)がチーム最多の25得点と11リバウンド、ベンチから出たモントレズ・ハレル(28)も20得点を稼いだが、ウィザーズはこれで23勝27敗。シーズン序盤では東地区全体の首位に立ったこともあったが、ついに15チーム中12位まで順位を下げた。

 今季チーム1位の23・2得点を挙げていたブラドリー・ビール(28)は手首を痛めて欠場。ウィザーズでは、バックスのドリュー・ホリデー(31)の弟でもあるガードのアーロン・ホリデー(25)が先発したが19分の出場で3得点に終わった。

 八村は10―22だった第1Qの7分36秒からコートに登場。しかし前半ではフリースロー1本による1得点のみで、2本放ったコーナーからの3点シュートはいずれもリングに嫌われた。

 それでも第3Qに入るとペイント内でのシュートを2本決めて、第4Qには勝ち越しの3点シュートを成功。第4Qは4分58秒にいったんベンチに退いたあと、96―100で迎えた8分57秒から再びコートに入ったが、流れを変えることはできなかった。

 結局八村は8得点、3リバウンド、2アシスト、1スティールを記録したものの、チームは大詰めの接戦をものにできなかった。

 東地区全体5位のバックスは32勝21敗。ファイナルでMVPとなったヤニス・アデトクンボ(27)33得点と15リバウンド、11アシストを稼いでチームを引っ張った。トリプルダブルは今季4回目(通算29回目)で、25得点以上はチームの歴代3位タイとなる17試合連続。八村に逆転の3点シュートを喫したあとは、1人で11得点を稼ぎ、ホリデーも22得点を記録して勝利に貢献しだ。

 バックスはワシントンDCでの試合となった昨年11月7日のこのカードでは94―101で敗れていたがホームでは雪辱。なおウィザーズは休むことなく2日にはフィラデフィアで76ersと顔を合わせる。

 一方、ラプターズは地元トロント(カナダ・オンタリオ州)でヒートを110―106(前半50―62)で下して26勝23敗。ゲイリー・トレントJR(23)が5試合連続30得点以上となる33得点をマークし、後半を60―44として3連勝を飾ったが、渡辺雄太(27)は3試合連続で出場機会がなかった。

 <八村の全オフェンス>
 ▼第1Q(出場4分24秒=シュート機会なし)
 ▼第2Q(出場5分48秒=無得点)
(1)3分21秒・左コーナーから3点シュート=×
(2)4分14秒・右コーナーから3点シュート=×
 ▼第3Q(出場3分22秒=4得点)
(3)9分0秒・右サイドからペイント内にカットしてゴール下=〇(アシスト・ディンウィディー)
(4)10分43秒・ミドルトンとの1対1からペイント内でターンアラウンドでジャンプシュート=〇
 ▼第4Q(出場6分38秒=3得点)
(5)3分25秒・左サイドから3点シュート=〇(アシスト・ネト)

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