元大関・豪栄道 引退から2年…コロナ禍で初の興行形式断髪式 中山秀、元横綱・白鵬ら約380人がはさみ

[ 2022年1月29日 16:28 ]

元豪栄道引退・武隈襲名披露大相撲、断髪式で御嶽海(右)にはさみを入れてもらい声をかけられる元豪栄道の武隈親方=29日、両国国技館(代表撮影)
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 大相撲の元大関・豪栄道(35)=本名・沢井豪太郎=の引退、武隈襲名披露大相撲が29日、東京・両国国技館で行われた。

 断髪式では、タレントの中山秀征、元ボクシングの世界王者、内山高志、競泳の五輪メダリスト松田丈志に加え、間垣親方(元横綱・白鵬)、入門同期で小学校時代からのライバル、清見潟親方(元関脇・栃煌山)、新大関・御嶽海ら約380人がはさみを入れた。最後に師匠の境川親方(元小結・両国)の止めばさみで現役力士としての象徴でもある大銀杏(いちょう)に別れを告げた。

 コロナ禍で、興行形式として行われるのは初めて。20年初場所後に引退して、2年が経過したが「出来るのかと不安もあったが、日本相撲協会のご理解もあってのもの。有り難いです」と感謝の言葉を述べた。

 2月には境川部屋から独立し、東京都大田区内に「武隈部屋」を新設する。「人生一度しかないし、早く勝負をしたかった。師匠からは“やってみろ”と言われた。1人でも多く強い力士を育てることが恩返しにもなる」と抱負を述べた。
 

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