リーグワン神戸が16点差を守れず逆転負け 埼玉に17戦勝ちなしの不名誉 遠のく初代王者の栄冠

[ 2022年1月29日 18:58 ]

ラグビーリーグワン第4節   神戸37ー41埼玉 ( 2022年1月29日    神戸ユニバー )

<神戸・埼玉>試合に敗れ、肩を落として観客に挨拶する神戸フィフティーン (撮影・後藤 大輝)
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 神戸(旧神戸製鋼)は最大16点あったリードを守り切れず、逆転負け。これで埼玉(旧パナソニック)戦はトップリーグ初代王者に輝いた2003年シーズンに53―21で勝利して以降、昨季の1引き分けを挟んで17戦勝ち星なし。リーグワン初代王者を目指す上でどうしても倒さなければならない相手にまたも手痛い1敗を喫した。

 前半3分に相手のパスをカットしたSOアーロン・クルーデン(33)が自陣から独走して先制のトライ。さらに前半10分にもやはりパスインターセプトに成功したSH日和佐篤(34)がそのままインゴールに飛び込んでトライ。試合中盤までは昨季のトップリーグ王者を相手に理想的な形でゲームを進めていた。

 ところが、37―22で迎えた後半27分過ぎから自陣で反則を繰り返し、ゲームの流れは一変。埼玉にラインアウトからのモール攻撃で続けざまに3トライを奪われ、最後は相手チームが勝利の雄叫びを上げる中で、試合時間80分経過を告げるラストプレーのブザーを聞いた。

 「ほとんどの部分でプラン通りのゲームができてたんですが…。勝ちが見えてきたところで自分たちの強みが生かし切れなかったです。気持ちが前に出てオフサイド。最後の最後に自分たちの詰めの甘さが出てしまいました」

 フランカー橋本大輝主将(34)は無念の表情で試合を振り返った。

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2022年1月29日のニュース