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堀島 W杯モーグル通算11勝、愛子超え日本勢最多 川村とアベックV 五輪へ最高の弾み

[ 2022年1月16日 05:30 ]

フリースタイルスキー W杯モーグル第9戦 ( 2022年1月14日    米ユタ州ディアバレー )

W杯モーグル第9戦男子で優勝した堀島(AP)
Photo By AP

 北京五輪前最後の一戦は、男子で堀島行真(24=トヨタ自動車)が84・04点をマークし今季3勝目を挙げた。通算でも11勝目となり、五輪5大会連続入賞した女子の上村愛子を超え、日本歴代単独最多に浮上した。女子も川村あんり(17=東京・日体大桜華高)が80・89点で今季、通算とも3勝目。日本勢は男女ともに五輪出場枠を「4」獲得し、本番へ最高の弾みをつけた。

 日本男子のエースが最高の形で五輪前最後の実戦を締めくくった。最終滑走となった決勝2回目。直前に滑ったW杯総合9連覇で前回五輪王者のキングズベリー(カナダ)が82・84点。王者がコース下で待ち受ける中、極限のプレッシャーをはねのけて、ただ一人84点台をマーク。右手の拳を突き上げ「好調をキープしたまま五輪へ行きたい」と満面の笑みで語った。

 会場は02年ソルトレークシティー五輪の舞台。全長は248メートルと長く、以前は苦手としていた難コースだった。しかし4年前の平昌五輪後から磨いてきた、全体の6割の配点を占めるターン点で、キングズベリーに0・7点と肉薄する50・0点をマーク。得意のエアとスピードで上回り、4連勝中と上り調子だった王者に合計で1・20点も上回った。

 五輪初出場だった平昌は前年の世界選手権で2冠を達成し、一躍注目を浴びた。五輪前最後のW杯で初優勝。金メダル候補に躍り出たが、重圧に勝つ精神力は備わっていなかった。本番ではエア後の着地が乱れて転倒。その後は「同じ取り組みではいけない」と試合への向き合い方や練習方法を抜本的に見直した。この日もエアの難度を抑えながらも完成度で他を圧倒。今季のW杯9戦全戦で表彰台に立つ安定感も備えた。

 上村と並んでいた日本勢の最多勝利数を更新し「これから先も優勝回数を重ねていきたい」と話したが、その前に大一番が控える。決勝は開会式翌日の2月5日。日本勢金メダル1号の期待も懸かる堀島は、「五輪王者になるための練習をして挑みたい」と力強く宣言した。

 《松田は五輪切符死守19位》男子の松田が19位に入り、前日の第8戦でたぐり寄せた北京五輪への切符を手放さなかった。「今日も予選落ちで安定感はないが、しっかりと自分らしい滑りをしたら結果がついてきてくれる」と実感を込めた。昨年11月の選考会を勝ち抜いて権利を得た北京五輪挑戦のチャンスをものにした。「うまくいかない時がいっぱいあった」という苦しい戦いを乗り越え、晴れ舞台で日の丸を背負う。

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