小林浩美JLPGA会長が占う 米から参戦の笹生に注目、4日間大会は体力勝負

[ 2021年11月2日 05:30 ]

クラブを磨く笹生(撮影・井垣 忠夫)
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 日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)特別公認競技として開催する、女子ゴルフの「TOTOジャパンクラシック」開幕前に、小林浩美JLPGA会長(58)が見どころを解説した。

 昨年に続き日本ツアーの単独開催となり米ツアーの主力の多くは来日しないが、全米女子オープン覇者・笹生優花(20=ICTSI)の参戦で注目度は高まっている。小林会長は「見応えのある試合になる」と力説する。

 「笹生さんは全米女子オープンに勝った後、米ツアーのメンバーになり強い選手たちとしのぎを削り、さらにステージが上がった。日本ツアーの選手たちも凄くレベルが上がっているので良いものを引き出し合うと思う」

 今年から4日間大会になる。世界で活躍できる選手を育成するため4日間大会を増やす施策を進めてきた小林会長は、72ホールの戦いでは総合力が求められると強調する。

 「4日間大会はまず体力がないと勝てない。ショット力、集中力も体力があるから発揮できる。午前、午後スタートなので生活のリズムも変えないといけない。総合的に変えないと戦えない」
 舞台は2年ぶりに瀬田GCに戻る。同コースではアニカ・ソレンスタム(スウェーデン)が02年から4連覇(大会5連覇)を達成した。優勝スコアは02年が15アンダー、03年以降は24アンダー、22アンダー、21アンダーと3年連続で20アンダーを超えた。小林会長はそのスコアを標的にすべきだと訴える。

 「アニカはがーんとスコアを出した。瀬田は60台を出し続けることが必要なコース。バーディーを取り続ける、取れる力が問われる。そのためには全体を俯瞰(ふかん)したコース戦略が必要。がんがん攻めていっぱいスコアを出してほしい」

 ゴルフファンをワクワクさせるバーディー合戦を期待している。

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2021年11月2日のニュース