レイカーズが開幕戦5連敗 大幅補強も空回り ウォリアーズのカリーはトリプルダブル

[ 2021年10月20日 14:29 ]

ウォリアーズ・プールのシュートをブロックするレイカーズのジェームズ(AP)
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 2季ぶりの覇権奪回を狙うレイカーズは19日、地元ロサンゼルスでウォリアーズとの開幕戦に臨んだが114―121(前半59―53)で苦杯。開幕戦では2017年から5年連続(対戦相手はクリッパーズ→トレイルブレイザーズ→クリッパーズ→クリッパーズ→ウォリアーズ)で黒星を喫した。

 レイカーズは昨季ウィザーズに在籍したラッセル・ウエストブルック(32)や、トレイルブレイザーズでプレーしたカーメロ・アンソニー(37)らベテランを中心にした大型補強を展開してきたが、プレシーズン・ゲームでは6戦全敗(うち2敗はウォリアーズ)と一度も勝てず、レギュラーシーズンの開幕戦も敗北。本契約締結の15選手中9選手が30代という経験豊富な人材を多用したチーム編成だが、開幕戦では勝利に結びつかなかった。

 「プレータイムは減らさない」としていたレブロン・ジェームズ(36)は37分の出場で34得点と11リバウンド、アンソニー・デービス(28)は33得点と11リバウンドを稼いだものの、この2人でフリースローは13本中8本も失敗。前半で6点、第3Q終了時点でも2点をリードしていたが、勝負どころの第4Qは29―38と精彩を欠いた。

 サンダーとウィザーズで計4回「年間トリプルダブル」を達成したウエストブルックは35分出場したものの8得点、5リバウンド、4アシスト。個人記録のすべての部門で2ケタの数字を残せなかったのは2019年3月16日(7得点+8リバウンド+9アシスト)以来、3シーズンぶりとなったが、そのときの相手もウォリアーズだった。

 トレイルブレイザーズから移籍のアンソニーは26分の出場で9得点。ジェームズとデービス以外に2ケタの得点を記録した選手はいなかった。

 ウォリアーズが開幕戦で白星を挙げたのは3シーズンぶり。ステフィン・カリー(33)が21得点、10リバウンド、10アシストで自身8回目のトリプルダブルを達成し、3季目のガード、ジョーダン・プール(22)は先発して20得点を稼いでチームの勝利に貢献した。2ケタ得点を記録したのはレイカーズとは対照的に6人。第3Qの残り2分35秒で最大10点を追う展開となったが、ここから試合をひっくり返した。

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