渋野日向子が戦略明かす「初日から全力ダッシュしなくてもいいのかな」

[ 2021年10月20日 15:07 ]

<マスターズGCレディース 練習日>1番、ティーショットを放つ渋野日向子(撮影・後藤 大輝)
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 女子ゴルフの「NOBUTA GROUP マスターズGCレディース」(賞金総額2億円、優勝賞金3600万円)は21日から4日間、兵庫・マスターズGCで開催される。今季2勝目を目指す渋野日向子(22=サントリー)は20日、プロアマ戦に出場し最終調整した。

 この大会は2度目の出場。初出場だった19年は12位に入った。会見では「2年前どんなゴルフをしたかは覚えていない。グリーンが小さくてパーオンが難しいコース。先週(富士通レディース)ほどスコアが出るイメージはない。欲深くいかない方がいい。初日から全力ダッシュしなくてもいいのかな」と戦略を明かした。

 2週前のスタンレー・レディースで1年11カ月ぶりのツアー通算5勝目を挙げた。先週の富士通レディースも第2日を終えて3位と好位置につけたが、最終ラウンドが悪天候で中止。1打差でプレーオフに進めず2週連続優勝を逃した。

 その後、岡山の実家に帰省した。「ぐうたらしていた。家のワンコ(愛犬)と一緒に寝っ転がっていた」とリラックス。大好物の抹茶のアイスクリームや、ヒラメの潮汁など母親の手料理に舌鼓を打つなど心身ともにリフレッシュした。

 今大会で現役を引退するキム・ハヌル(韓国)については「一緒に回ったことないのに優しくしてくれた。日本のゴルフ界を盛り上げた方が引退するのは寂しい」。自身の引退時期については「できればまだ30歳超えてもバリバリやっていきたいなという思いはある」と話した。

 今大会は有観客開催。先週まで5週連続トップ10入りしている渋野は「調子は悪くないので、やってきたことをやり通すことができたら結果につながる。いいところを見せられたらいい」と決意を語った。

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