広中璃梨佳 五輪後初レースの1500Mで7位「もがきながらのレースだった」

[ 2021年9月24日 19:26 ]

陸上・全日本実業団対抗選手権第1日 ( 2021年9月24日    大阪市・ヤンマースタジアム長居 )

<陸上・全日本実業団対抗選手権>広中璃梨佳(左から2人目)はトレードマークの帽子をかぶって1500メートルに出場した
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 東京五輪5000メートルと1万メートル代表の広中璃梨佳(20=日本郵政グループ)が女子1500メートル(タイムレース)に出場し、4分21秒03で全体7位だった。スタートから波に乗れず、2組の後ろから2番目でレースを展開。最後の1周で順位を上げる底力を見せたものの、4分16秒48の自己記録に及ばず「最初から他の選手と対等に戦えなかった。半分からの切り替えもうまくいかなかった。もがきながらのレースだった」と歯がゆい結果になった。

 今夏の祭典は5000メートル決勝で日本記録を樹立して9位、1万メートルは7位入賞と活躍した。世界を肌で感じたことで、「スピード力が課題だと感じた」と今大会の1500メートルにエントリー。ただ、五輪の激闘からまだ2カ月弱と日が経っていないこともあって、「五輪が終わってここに至るまでの調整がうまくいかなかった」と状態が上がらなかった。秋の駅伝シーズンへ「ここでの悔しさを今後の練習やレースにつなげたい」と目を向けた。

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2021年9月24日のニュース