稲村亜美の1UPゴルフ④ ユーティリティの打ち方

[ 2021年9月24日 12:00 ]

④の1UPゴルフ④
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 第4回のテーマはユーティリティーの打ち方についてです。南秀樹コーチのアドバイスで稲村亜美さんのショットが一変しました。フェアウェーウッドとアイアンの中間に位置するクラブですが、飛距離が出てなおかつボールが高く上がるのが特徴です。スコアメークに欠かせないクラブなだけに、しっかりとマスターしましょう。

 稲村 今回は私の苦手なユーティリティーの打ち方を南コーチに教わりたいと思います。うまく使いこなせるようになれば、2オンの確率も上がるんですけどねえ…。

 南 ユーティリティーが苦手な人って、ソールを芝の上で滑らせる感覚が乏しいように見えます。よくボールの横から払い打ちしろと言われますが、払うつもりでもクラブヘッドは上から下りてくるんです。そのときにソールを滑らせる感覚があるかないかで、結果が大きく変わってきます。

 稲村 ソールを滑らせる感覚があれば、ダフリやトップといったミスが減るわけですね?

 南 その通りです。あとはドライバーショットでの体重配分は左右均等でしたが、ユーティリティーでは左足体重で構えましょう。左足に体重の7割ぐらいを乗せるイメージです。頭を残さず、インパクトでは目標を見るつもりでスイングします。

 稲村 エッ、頭を残さなくていいんですか!?

 南 一般的に言われる「頭を残せ」とは「ビハインド・ザ・ボール」のことを言います。インパクトの際、ボールよりも頭が目標方向にいかないようにしましょうという意味なんです。ボールがあったところをずっと見ていましょうという意味ではありません。その形を作ろうとしたら、右足に体重が多く残ってダフリやトップが出ますからね。ボクが言う「頭を残すな」というのは、ルックアップだと考えて下さい。目標を見ながら打つことで、体が動きやすくなるんですよ。

 稲村 確かに今までよりも楽に振れる感じがしますね。苦手意識もなくなってきた気がします(笑)。

 南 体の動きを良くすることで、自分のパフォーマンスが上がりますからね。逆に、頭を残す意識が強いとショットを失敗する率が高くなると考えましょう。

 稲村 よりスムーズに目標を見ながら打つ方法ってありますか?

 南 構えてからテークバックに移るまでのリズムを大切にすることです。構えたら目標を見て、そこからゆっくりと視線をボールに戻し、そのままの流れでクラブを上げていきます。

 稲村 動きを止めずに、そのままテークバックに入るわけですね?

 南 その通りです。トップ・オブ・スイングまでクラブを上げたら、目標を見ながらボールを打つイメージでダウンスイングを行いましょう。このとき、ボールの手前にヘッドを下ろさないこと。ボールの右サイドに直接ヘッドを下ろしてから、スイングの最下点を迎えるのが正解です。イメージとしてはソールを滑らせた払い打ちになりますが、厳密には緩やかなダウンブローでボールを捉えます。あとはフィニッシュの際、左足に体重が乗り、真っ直ぐな姿勢で立つことを心がけましょう。

 (取材協力・鶴舞カントリー倶楽部、衣装協力・CLUNK)


 ◆南 秀樹(みなみ・ひでき)1974年(昭49)2月21日生まれ、香川県出身の47歳。プロゴルファーだった父の影響で中学2年からゴルフを始め、香川西高卒業後に日本プロゴルフ協会のティーチングプロ資格を取得。鈴木愛、成田美寿々らを指導した実績があり、現在は岡山絵里や木村彩子らを指導。今年、岡山を復活優勝させた。男子は塚田陽介と契約。

 ◆稲村 亜美(いなむら・あみ)1996年(平8年)1月13日生まれ、東京都出身の25歳。小学1年から野球を始め、トヨタ自動車のCMで見せたバッティング姿が“神スイング”と話題になる。ゴルフ歴6年。ゴルフ情報番組もMCなどで活躍。1Wの平均飛距離は230ヤード。

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