五輪銀に導いた女子バスケのホーバス監督 選手をその気にさせる「魔法の言葉」とは

[ 2021年9月18日 21:09 ]

トム・ ホーバス監督
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 東京五輪でバスケットボール日本女子代表を監督として銀メダルに導いたトム・ホーバス氏(54)が、18日放送の日本テレビ「世界一受けたい授業SP」(後7・00)に出演。選手たちをその気にさせた「魔法の言葉」が明かされ、「選手たちに本当に感謝。楽しかった」などと語った。

 選手、コーチとして日本バスケに携わり、女子日本代表の監督には2017年に就任した。現在、去就未定で現在休養中。代表監督としてチームを率いたホーバス氏は、通訳をつけず日本語で選手に接したといい、「私は熱い人です。説明するときに熱いから、もし通訳さんが私と選手の間にいたらニュアンスが変わるかもしれない。コーチは心から言わなかったら選手たちもすぐ分かる」と、意図を説明した。

 番組内で「魔法の言葉」として紹介されたのは4つ。いずれも選手にかけた言葉だ。1つ目は「東京五輪で金メダルを取る」。VTR出演した五輪代表の主将・高田真希(32)は、「どんな状況でも常に金メダルって言い続けてくれましたし、トムのバスケットをやっていれば行けるなっていうのが実感としてわいてきました」と振り返る。

 五輪準決勝のフランス戦。リードされていた展開でホーバス氏は「みんなの顔も良くないよ」と語りかけた。その後、選手たちはいきいきとプレーし始め、逆転した。試合終盤、勝利をほぼ手中にしたところでホーバス氏はタイムアウトを取り、「これでいいですか、このバスケットで」とゲキを飛ばした。「目の前の試合に勝つというよりも、金メダルを取るために、このバスケットでいいんですか?ということ。この言葉でリセットできた」と高田。表情に触れ状況を一変させ、気合を入れなおす。この2つの言葉が重要なターニングポイントだったという。

 頂上決戦、15点差で米国に敗れたが、見事な銀メダル。試合後の会見でホーバス氏は「スーパースター選手じゃない、スーパーチームですよ」と選手を称えた。スタジオに登場した代表メンバー・林咲希(26)は「『厳しい言葉をかけたけど最後、最高の笑顔を見ることができてうれしかった』って言われたときは泣きそうになりました」。これを受けたホーバス監督は感慨深げな表情。選手たちから「昭和の頑固お父さん」と慕われた熱血漢は、「この4年間、選手たちはいろいろ勉強になったと思うけど、私も勉強になった。私の心はいっぱいです。選手たちに本当に感謝。楽しかった」と、しみじみ話した。

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