YouTuber横田“高評価”2差 昨季予選通過0で賞金0円も初Vの地でお目覚め69、11位浮上

[ 2021年9月18日 05:30 ]

男子ゴルフツアー ANAオープン第2日 ( 2021年9月17日    北海道北広島市 札幌GC輪厚C=7063ヤード、パー72 )

17番、パーパットを決める横田(撮影・西尾 大助)
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 “ユーチューバーゴルファー”が北の大地で輝いた。YouTubeの公式チャンネルで多くの登録者を持つ横田真一(49=ELPA)が、69と伸ばし通算7アンダーで首位に2打差の11位に浮上した。ジェイブ・クルーガー(35=南アフリカ)とスコット・ビンセント(29=ジンバブエ)が通算9アンダーで首位。30歳の誕生日を迎えた石川遼(CASIO)は71で通算5アンダーの24位に後退した。

 久しぶりの上位争いに一番驚いたのは横田自身だった。「周りもビックリだったと思うけど、本人はもっとビックリですよ」。19年は一度も予選通過がなかった昨季獲得賞金0円の男が、97年にツアー初優勝を飾った思い出の地で目覚めた。

 「ここに来ると不思議と調子が良くなるんですよ。ここの芝はベントのように根っこが張っていないから、パワーがなくてもクラブが抜けて振り抜きが良くなる」。ショットに切れが出てきたことでプレーのリズムも良くなり、3番ではカラーから15メートルを沈めてバーディーを決めるなど小技もさえた。

 05年から2年間選手会長を務めた。その後、順大の小林弘幸教授の下で自律神経がゴルフに及ぼす影響を学び、43歳で同大大学院の医学研究科の修士課程を修了。向学心と行動力はゴルフ界きってで、昨年3月にはYouTubeに「横田真一チャンネル」を開設。自由な発言をするために用具契約を全て解消し、これまでにレッスンやエンタメ系、ギア紹介など590本の動画をアップした。片山晋呉と藤田寛之がゲスト出演した回は視聴数が100万を超え、今や12万9000人の登録者数を誇る人気ユーチューバーだ。

 「微力ですが、ゴルフ界を活性化できればと思ってやっています。ツアーの部門別1位とか、みんな知らないだろうから、凄い選手がいっぱいいるということを発信していきたい。本業はYouTubeと講演です」と笑う。

 “副業”でも活躍のチャンスが巡ってきた。最後に勝った10年のキヤノンオープンは、長谷川勝治の13年2カ月21日に次ぐ13年19日ぶりのブランクVだった。「あの時のような奇跡が起きるかもしれない。試合はYouTubeや講演の一番のプロモーションになりますから」。YouTubeの登録者数を増やすためにも、わりと本気で二匹目のドジョウを狙う。

 ◇横田 真一(よこた・しんいち)1972年(昭47)2月6日生まれ、東京都出身の49歳。8歳でゴルフを始める。茨城・水城高―専大。94年にプロ転向し翌年シード獲得。97年全日空オープン、10年キヤノンオープンのツアー通算2勝。15年に5年ぶりのシード復活を果たすも翌年シード落ち。今季は約25万円を稼いで現在の賞金ランクは195位。夫人はタレントの穴井夕子。1メートル68、75キロ。 

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