フェンシング五輪金メダルの加納虹輝が決勝進出「初の全日本タイトル獲りたい」

[ 2021年9月18日 15:14 ]

フェンシング全日本選手権(個人)第3日 ( 2021年9月18日    東京・駒沢体育館 )

<第74回全日本フェンシング選手権>男子エペ準決勝、決勝進出を果たし武井壮会長(左)と談笑する加納(撮影・会津 智海)
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 男子エペの準決勝までが行われ、東京五輪で団体金メダルを獲得した加納虹輝(23=JAL)が11月6日の決勝に進出した。同じく金メダリストの山田優(27=自衛隊)は準々決勝で敗退。団体メンバーの見延和靖(34=ネクサス)、宇山賢(29=三菱電機)は出場していない。

 アクシデントをものともせず、加納が意地を見せた。準決勝では右足ふくらはぎと右手がつり、一時競技を中断しながらも序盤に許したリードを徐々に挽回。最後は連続得点で勝負を決めた。「試合が始まった瞬間に指がつってどうしようって思いました。情けない試合になってしまった」と苦笑いしつつ「全日本では決勝に残ったことがないのでホッとしています」と胸をなで下ろした。

 決勝はユーチューバーの「さときんぐ」でも知られる村上仁紀(あおぞら病院)と対戦。普段からナショナルチームでともに汗を流す仲間に「五輪の配信でも優勝した瞬間めちゃくちゃ号泣していて、ただただ良い人なんですよ」と笑いつつ、「お互い手の内を知っているので、決勝まで村上選手の弱点を探っていこうかなと思っています。初の全日本タイトルを獲りたい」と闘志を燃やした。

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