17日誕生日の石川遼　30歳V宣言！「今は完全にゴルフにはまっている」

ANAオープン練習日に取材に応じた石川遼
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　男子ゴルフのANAオープンは16日、北海道・札幌GC輪厚Cで開幕する。大会2日目の17日に30歳の誕生日を迎える石川遼（29＝CASIO）は「20代最後の試合で優勝して、30代最初の試合で優勝できたら最高だなと思っていたんですが、その夢はかなうことがなかったので、また今週から頑張りたいと思います」と19年12月以来となる通算18勝目へ決意を新たにした。

　20代ラストトーナメントの前々週のフジサンケイ・クラシックでは、最終日を首位で迎えながら逆転負け。その前週のSansan・KBCオーガスタに続く自身初めての2試合連続の2位となった。それでも「悔しいのは悔しいですが、残念というのは正直ない。ちょっと自信になっているところもあって、2位を続けていけば必ずどこかで勝てると思っている」と約1年半前から取り組んでいる再現性を高めるためのスイング改造への手応えを口にする。

　15歳でツアー優勝し、18歳で賞金王にもなった。20代の時にイメージしていた自分と現状の違いについては「自分が思っていたより大人じゃない。でも今の方が圧倒的にゴルフが楽しい。今は完全にゴルフにはまっている。ただのゴルフばかです」と笑顔で話す。

　ANAオープンは15年に優勝するなど相性の良い試合。「これだけフェアウエーが狭いとフェアウエーキープは難しい。グリーンもアンジュレーションがキツいのでアイアンがキーになる」とショットの切れで逃げ切りVを飾った6年前の再現を狙う。

　《今平が連続Vへ意欲》前々週、1年10カ月ぶりのツアー5勝目を挙げた今平は「また一から、優勝できるように頑張りたい」と2試合連続Vに意欲を見せた。コロナ禍で昨年は日本開催が見送られた米ツアー競技のZOZOチャンピオンシップが10月に千葉・習志野CCで行われることも決まり「日本でやってくれると盛り上がりますよね。（自分が）勝つチャンスも海外でやる試合よりあると思うので」と発奮材料になっているようだ。