男子サーブル東京五輪代表の徳南堅太と吉田健人が決勝進出 フェンシング全日本選手権

[ 2021年9月16日 15:22 ]

フェンシング全日本選手権(個人)第1日 ( 2021年9月16日    東京・駒沢体育館 )

男子サーブル準決勝で小久保真旺を破り、決勝に進出した徳南堅太=駒沢体育館
Photo By 共同

 男子サーブルの準決勝までが行われ、ともに東京五輪代表の徳南堅太(デロイトトーマツ)と吉田健人(警視庁)が10月3日の決勝に駒を進めた。

 徳南は準々決勝で東京五輪代表の島村智博(警視庁)を下した。試合後、島村は現役引退を表明。徳南は「東京五輪はサーブルのキャプテンとしてチームをけん引してくださった尊敬できる先輩。本気で試合することが今後ないと思うと名残惜しい気持ちがあったが、相手に敬意を払って全力をぶつける思いで戦いました」と振り返った。

 自身のパリ五輪については「(気持ちは)固まっていない」という。「もしかしたら(今大会が)最後になるかもしれない」と明かし、3年ぶりの優勝に向け「約19年間の集大成をお届けできれば」と力を込めた。

 初優勝を目指す吉田は2年連続の決勝進出に「ひと安心」と安どの表情。「次の目標はパリという形で自分の中で動いている」とし、「まず全日本で優勝してW杯や2年後の五輪レースに向けて勢いをつけて、パリ五輪出場とサーブル初のメダルを獲得できるように頑張っていきたい」と五輪後初の実戦で好スタートを切る構えだ。

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2021年9月16日のニュース