フェンシング東京五輪代表の島村智博が現役引退「今後は指導者として五輪を目指したい」

[ 2021年9月16日 15:02 ]

フェンシング全日本選手権(個人)第1日 ( 2021年9月16日    東京・駒沢体育館 )

島村智博
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 男子サーブルで東京五輪代表の島村智博(37=警視庁)が準々決勝で徳南堅太(デロイトトーマツ)に11ー15で敗れ、試合後に現役引退を表明した。

 全日本選手権では4連覇の実績がある島村はエース、キャプテンとして日本の男子サーブルをけん引してきた。最後は同じ東京五輪代表の徳南に敗れたが「今持っている力は出し切れたのでやり残しはない」とすがすがしい表情を浮かべ、「自分のフェンシング人生はきょうで終えたい」と現役を退くことを明かした。

 引退決意は東京五輪後で「パリを考えた時に今まで以上に五輪への気持ちが出てこなかったのが決め手でした」とし、今後は所属の警視庁でコーチを務めるという。長い競技人生を「周りの人に恵まれていた。人生懸けて目指した五輪の舞台に立てたことは誇りだし、周りの人のおかげで立てたので感謝しかない」と声を震わせながら振り返り、後進の育成に「長い間続けてきていろんな自分なりの視点で見ることができるので、知識と経験を伝えて今後は指導者として五輪を目指したい」と話した。

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2021年9月16日のニュース