稲見、次週ミヤギテレビ杯は欠場 休養前に目標の2桁V目指す

[ 2021年9月16日 15:11 ]

<住友生命レディース・練習日>臼井麗香のパッティングを指導する稲見萌寧(撮影・井垣 忠夫)
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 女子ゴルフの住友生命レディース東海クラシック(賞金総額1億円、優勝賞金1800万円)は17日から3日間、愛知県美浜町の新南愛知CC美浜C(6502ヤード、パー72)で行われる。前週日本女子プロ選手権でのメジャー初制覇で初めて賞金ランキング首位に立った東京五輪銀メダルの稲見萌寧(22=都築電気)は16日、アウト9ホールを視察するなどして最終調整を終えた。

 「そうでもないですね。いつもと同じくらいでした」

 今季の目標の一つに掲げてきたメジャーでの初優勝だったが、それまでのツアー8勝と周囲の反応は変わらなかったという。2021年は25戦7勝。優勝はそれほど珍しくない出来事になりつつある。メジャー初制覇から一夜明けた13日も日中は打球練習に汗を流し、夕方からトレーニング。試合会場への移動日だった14日も半日はしっかり練習で体を動かした。稲見自身、いつものルーティンを崩すことなく今大会を迎えようとしている。

 台風14号の影響により17日の大会初日、18日の大会2日目の天気は大荒れの予報だが、2020年10月のスタンレー・レディース、2021年5月の中京テレビ・ブリヂストン・レディースなど、これまで悪天候下でも勝ち星を重ねてきた。稲見は対応能力に優れた全天候型のプレーヤーとも言える。

 賞金ランキング2位・小祝さくら(23=ニトリ)に約3250万円差で迎えるシーズン終盤戦。初の賞金女王へ賞金3600万円を加算した前週の日本女子プロ選手権の優勝は大きなアドバンテージとなったが「何ならそこは最後まで気にしなくていいかなと思ってます。それより目の前の試合を」と意識は今週の住友生命レディース東海クラシックに集中。「次の目標は2桁優勝。なる早でしたいというのはあります」とあと1勝に迫った通算10勝にターゲットを絞っている。

 次週のミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン(24~26日、宮城・利府GC)はシーズン終盤戦の過密日程を考慮してスキップ。休養前の一戦で最良の結果を目指す。

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