車いすバスケ男子日本、歴史刻む銀メダル あと4点…王者米国追い詰めた

[ 2021年9月6日 05:30 ]

東京パラリンピック最終日・車いすバスケットボール男子決勝   日本60―64米国 ( 2021年9月5日    有明アリーナ )

<パラリンピック車いすバスケ男子決勝>試合後に記念撮影をする日本代表の選手たち(撮影・坂田 高浩)
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 初めて決勝へ進出した日本は前回王者・米国に60―64で敗れ、銀メダルだった。第4Q4分すぎに56―51と5点をリードし、金メダルに手が届きかけた。だが、そこから4本続けてシュートを決めた米国に対し、日本は4連続で失敗。反則やターンオーバーも多く、チーム最多18得点の香西は「数字に表れない動きも含め、第4Qの小さなミスが高くついた」と悔しがった。

 それでも、武器のディフェンスで王国を追い詰めた。5点差を追う第3Qからはフルコートで当たって時間を使わせ、難しいシュートを打たせてはリバウンドから速攻で決めるパターンに持ち込んだ。9位に終わった前回リオデジャネイロ大会後から「ディフェンスで勝つ」をテーマに掲げ、昨年就任した京谷和幸ヘッドコーチが激しい守りを可能にする「1・5倍の運動量」を選手に要求。コロナ禍で国際試合が不足すると、障がいが軽い選手を集めた“Bチーム”を常設し、ハイレベルな実戦形式の練習を積んできた。「米国の背中は思ったよりも近かった」。豊島主将は実感を口にした。

 37歳の藤本や33歳の香西ら海外でもプレーしたベテランと、新エースに成長した22歳の鳥海(ちょうかい)ら6人の若手が融合。過去最高だった08年北京大会の7位を超え「4強で1勝」というチームのミッションを達成した。パラスポーツの花形競技で世界を驚かせる結果に、5大会出場の大黒柱・藤本は「一生の宝になった」と感激。代表を引退するという32歳の豊島主将は「金メダルを目指してくれると思う」と次世代に躍進のバトンを託した。

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