小祝が首位発進 6連続バーディー「流れいいと全てうまくいく」

[ 2021年8月14日 05:30 ]

女子ゴルフツアーNEC軽井沢72 第1日 ( 2021年8月13日    長野県 軽井沢72ゴルフ北C=6679ヤード、パー72 )

<NEC軽井沢72ゴルフトーナメント・初日>18番、笑顔を見せる小祝さくら
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 今季3勝で賞金ランキング1位の小祝さくら(23=ニトリ)が単独首位に立った。6連続を含む8バーディーを奪い、ボギーなしの64をマークし2位に3打差をつけた。東京五輪で銀メダル獲得後初戦となる賞金ランキング2位の稲見萌寧(22=都築電気)は2バーディー、ボギーなしの70で回り16位で発進した。

 今季自己最少に並ぶ64で回った小祝は「後半の6連続バーディーが凄く大きかった。後半はミスショットもピンについてくれたり、流れがいいと全てうまくいくのかなという感じのゴルフだった」と笑みを浮かべた。

 2アンダーで迎えた12番で8メートルのパットを沈めて加速。15番でも8メートルをねじ込み、パー3の17番ではもう少しでホールインワンというスーパーショットを放ち、圧巻の6連続バーディーを奪った。

 試合のなかった先週は地元・北海道で練習を行った。ショットの不調が続いていたため好調時の動画と現在のスイングを見比べ修正。「テークバックが深くなっていた。少し浅いイメージで打ったら良くなった」と復調の手応えをつかんだ。

 北海道滞在中、北広島市の金属加工会社「ワールド山内」が製作した新パターが届いた。形状は従来のモデルに似たツノ形で長さ、重さなども小祝の要望に応えて作られたオリジナル。「打ってみたら打感が良かった。前に伸びてくれる感じがある」と気に入り早速今大会から投入した。

 パターの握り方も少し変えたが、序盤のチャンスを逃したため5番で元の形に戻し「そこからしっくりきた」と後半のバーディーラッシュにつなげた。

 この日は稲見と同組だった。東京五輪で世界を驚かせたライバルの姿に「日本開催でプレッシャーもあったと思う。その中であの成績を出したのはさすが。自分もこのままじゃ駄目だなと思った」と刺激を受け、モチベーションも高まっていた。

 今季3勝を挙げ賞金ランキング1位に立つ。ただ3月のTポイント×ENEOSを最後に優勝がない。4月のヤマハ・レディース葛城以来の首位発進にも「今日は先のことは考えず一打一打集中した。明日もそのイメージでできたらいい」と油断はない。 

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2021年8月14日のニュース