【玉ノ井親方 視点】若隆景の当たり負けしない立ち合い 好調の鍵は「左足の踏み込み」

[ 2026年5月17日 05:20 ]

大相撲夏場所7日目 ( 2026年5月16日    両国国技館 )

<5月場所7日目>押し出しで一山本(右)を破る若隆景(撮影・沢田 明徳)
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 若隆景の相撲に勢いが出てきた。一山本戦は過去2勝3敗と分が悪かったが、この日は圧倒。頭から当たって右はずで押し上げ一気に前へ。突き放しを狙っていた相手に寸分の隙も見せなかった。

 春場所で痛めた右肘は回復途中だろう。だが、どの力士も体のどこかに不安を抱えながら土俵に上がっている。万全な体調で相撲を取れる方が珍しい。私も3度目の優勝を決めた前の場所で左脇腹を痛め途中休場したが、翌場所体調が悪い中で勝ち続けた経験がある。力士にとって白星は何よりの良薬。勝つことで痛みや不安がやわらぎ、動きも良くなる。若隆景もまさにそういう感覚ではないか。

 特に立ち合いの左足の踏み込みの良さが光る。体重が乗った状態で一歩目が出ているため、重い相手とぶつかっても当たり負けしない。後半戦も霧島に食らいついていく展開を期待したい。(元大関・栃東)

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