松山、パットに苦しみ暫定89位 疲労残るも「疲れたなんて言ってられない」

[ 2021年8月14日 02:30 ]

米男子ゴルフツアーウィンダム選手権 第1日 ( 2021年8月12日    ノースカロライナ州セッジフィールドCC=7131ヤード、パー70 )

7番、バーディーパットを打つ松山(AP)
Photo By AP

 レギュラーシリーズ最終戦が開幕し、松山英樹(29=LEXUS)は4バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの69で89位、小平智(31=Admiral)は70で107位となった。12日に雷のため中断があり22人が競技を終えられなかったが、13日に第1ラウンドの残りをプレーして順位が確定。今大会までのシーズン獲得ポイント125位までがプレーオフシリーズ第1戦へと進む。

 伸ばし合いの展開で1アンダーと出遅れ。松山はパット数が33とグリーン上で苦戦した。4番パー4でアプローチが2度、傾斜で戻ってダブルボギーを叩くと、7番ではピン手前2メートルのチャンスがカップに蹴られてパー。中断後は15番で4メートルのイーグルチャンスにつけたが入らず、16、17番のバーディーチャンスも逃してがっくり。「また頑張ります」と言葉少なにコースを後にした。

 東京五輪で銅メダルを争い、翌週はテネシー州に移動して2週連続のプレーオフに進み優勝争い。「疲れたなんて言っていられない」と3連戦に臨んでいるが、10日には軽い熱中症のような症状があり、11日は大事を取ってプロアマ戦を欠場した。シーズン大詰めを前に疲労とも闘いながら、上位を目指して第2ラウンドに臨む。

 ≪小平イーブン POへ正念場≫小平は後半5番でイーグルを奪ってイーブンパーに戻し、6番で6メートルのチャンスを残して中断。再開後は伸ばせず「あのまま流れに乗りたかった」と悔しがった。今季獲得ポイントは現在150位。次週のプレーオフ出場と来季シードは同125位までが条件で、今大会3位以内の成績が必要だ。プレーオフに進めなかった場合、下部ツアーとの入れ替え戦から来季出場権獲得を目指す意向で「大事な一戦と分かっているが、これで終わりじゃない」と話した。

続きを表示

2021年8月14日のニュース