車いすテニス・上地 金メダル誓う「的絞らせないことがキー」

[ 2021年8月14日 05:30 ]

上地結衣
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 東京パラリンピック(24日開幕)に出場する車いすテニス女子の日本代表が13日にオンライン取材に応じ、シングルスで世界ランキング2位の上地結衣(27、三井住友銀行)が金メダル獲得を誓った。

 前回16年リオデジャネイロ大会の銅メダルから、さらに上を見据え「金メダルを一番の目標として戦っていきたい。これまでの成果を思い切り出せる大会にしたい」と訴えた。

 連覇を狙った今年の全豪オープンと全仏オープンは、いずれも決勝でディーデ・デフロート(オランダ)に敗れた。世界1位の宿敵にここまで15勝22敗と苦戦。東京パラでも最大のライバルとなるが、対策は練ってきた。「的を絞らせないことがキー」とプレーの幅を広げることを意識。コロナ禍による延期を「練習時間を長く取れたことは良かった」と前向きに受け止める。

 「延期が決まった時は“中止にならなくて良かった”というのが正直な感想。“やって良かった”と思っていただけるように結果を出したい」と上地。メダルラッシュに沸いた東京五輪に続く。

≪初出場の大谷 暑さ対策意識≫世界5位で初出場の大谷桃子(25=かんぽ生命)は上地と組んでダブルスにも出場。「シングルス、ダブルスともにメダルを目指して頑張りたい」と訴えた。昨年の全仏オープンで準優勝し、7月のウィンブルドンでは上地を破った成長株。上位進出が期待される中で「暑熱の中でのプレーはかなり負担になる。早めに展開することを心掛けたい」と暑さ対策も意識していた。

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2021年8月14日のニュース