大坂 五輪Vロード見えた!決勝まで世界トップ5と対戦なし、実戦練習で好感触

[ 2021年7月23日 05:30 ]

五輪会場で練習する女子テニスの大坂なおみ(撮影・会津智海)
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 Vロードが見えた。東京五輪テニスの組み合わせ抽選が22日に行われ、世界ランキング2位で女子シングルス第2シードの大坂なおみ(23=日清食品)は1回戦で世界ランク52位の鄭賽賽(中国)と対戦することが決まった。通算2勝1敗の初戦の相手を皮切りに、順当なら決勝で激突する世界ランク1位でウィンブルドン選手権女王のバーティ(オーストラリア)まで世界トップ5との対戦はない。

 コロナ禍などの影響で辞退者が相次ぎ、世界ランク4位ケニン(米国)、5位アンドレースク(カナダ)、10位ハレプ(ルーマニア)が不出場。4大大会通算23勝の第一人者セリーナ・ウィリアムズ(米国)らも出場を取りやめている。大坂は全仏オープン1回戦の勝利後にうつを告白し、2回戦を棄権。約2カ月ぶりの実戦で頂点を狙う。

 この日は午前10時30分から有明テニスの森のセンターコートで約90分、感触を確かめた。ピンク主体のカラフルなドレッドヘアをなびかせ、ピンクのジャージー、オレンジのシューズで登場。ともに出場する土居美咲(ミキハウス)との実戦練習では、強烈なサービスエースを連発して好調を印象づけた。

 世界ランク69位で16年リオデジャネイロ五輪銅メダルの錦織圭(日清食品)は第5シードのルブレフ(ROC)と対戦が決定。この日はレシーブの練習に時間を割き、サーブを入念に確認していた。競技は24日から始まる。

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