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【ソフトボール】ライバル国の脅威となる伏兵・後藤の覚醒-宇津木妙子の目

[ 2021年7月23日 05:30 ]

東京五輪 ソフトボール   日本3ー2メキシコ(8回タイブレーク) ( 2021年7月22日    福島県営あづま球場 )

<日本・メキシコ>タイブレークの延長8回、ナインと1死を確認する後藤(手前右)(撮影・会津 智海)
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 厳しい展開だったが、こういう試合を勝ちきったことは大きい。特に、後藤だ。ワンポイント要員とみられていたサウスポーの覚醒は、上野と藤田の二枚看板をマークしてきたライバル国の脅威になるのではないか。

 手足が長く、110キロ前後のスピードに角度がつくのが後藤の特長だ。武器の一つは右打者の内角をえぐるようなクロスファイアだが、この日は外角をしつこく続けて打者の読みの裏をかく、したたかさも光った。捕手・我妻のさえた配球だろうが、投手としては首を振りたくなるもの。思い切って投げ込んだ度胸が結果につながった。すっかり自信をつけたのだろう。

 上野は2失点したが、芯で捉えられた打球はない。ライズ(浮き上がる)系の高めは海外選手のパワーで運ばれるケースがあることを再確認する機会になったのではないか。登板機会こそない藤田は、2戦連発とバットで貢献しているので状態は悪くない。全体の課題を挙げるとすれば打撃面か。ボールを叩きすぎる傾向があるので、もう少しバットに乗せて運ぶイメージが必要だろう。人工芝は打球が速く、転がしても安打になる確率は低い。試合が1日空く。気持ちをリセットすることも大切だ。(元日本代表監督)

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