ミルウォーキー市内でバックスが優勝パレード 五輪代表のホリデーとミドルトンも参加

[ 2021年7月23日 10:48 ]

優勝パレードでトロフィーを掲げるバックスのG・アデトクンボ(AP)
Photo By AP

 NBAファイナルでサンズを4勝2敗で下し、50年ぶりにリーグ制覇を達成したバックスが22日、地元のウィスコンシン州ミルウォーキー市内で行われたパレードと優勝祝賀式典に参加。午前11時に始まったパレードでは沿道に数万人のファンが集まって歓声をあげた。

 NBAの優勝パレードは本来、優勝決定から3日以上の間隔を開けて行われるが、今年はバックスのドリュー・ホリデー(31)とクリス・ミドルトン(29)が東京五輪の米国代表メンバーに入っていることもあり、25日の五輪初戦(対フランス)に間に合わせるために“中1日”で実施。MVPとなったヤニス・アデトクンボ(26)は1歳になった息子のリアムくんを抱いてパレード用の大型車両に乗り込み、優勝トロフィーを掲げてファンから拍手を集めていた。

 アデトクンボが式典で「ここは我々の町だ。とうとうやったぞ。信じられない」とスピーチするとファンのボルテージも最高潮。20日には本拠地「ファイサーブ・フォーラム」の外で10万人が熱狂しており、ミルウォーキーにとっては半世紀ぶりに経験する“ホット・ウィーク”となった。

 ただしミルウォーキーを含むウィスコンシン州は米国の他の州同様に7月に入って新型コロナウイルスの感染者が増加。AP通信によれば1日の感染者数はここ2週間で3倍増となっており、保健当局では沿道に駆けつける人にマスク着用を呼びかけていた。

 ところが関係者によれば20日の優勝決定時を含めてほとんどの市民がこの勧告を無視。町は歓喜に包まれたが、今後の感染者増加が懸念される事態になっている。

続きを表示

この記事のフォト

2021年7月23日のニュース