深堀圭一郎氏 五輪米国代表のモリカワ、手と体が連動したスイング

[ 2021年7月19日 02:30 ]

米男子ゴルフツアー 全英オープン第3日 ( 2021年7月17日    英国サンドイッチ ロイヤルセントジョージズGC=7189ヤード、パー70 )

全英オープン第3日 11番でティーショットを放つモリカワ(AP)
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 【深堀圭一郎のメジャー深掘り】首位のウェストへーゼンに1打差の2位につけたモリカワは東京五輪の米国代表。この3日間は非常に落ち着いたプレーで、大きく崩れるような感じが全くない。ショットの精度を表す「ストローク・ゲインド・ティー・トゥー・グリーン」が米ツアーで1位というだけあって、手と体が連動したとても良いスイングをしている。特にテークバックが良い。手が右膝を過ぎるまで、グリップエンドがおなか側を向いていて、右腰を過ぎてからスッとトップまで上げていく。手だけが先行したり、体が先に回ったりするようなことがない。フィニッシュまで手が体から離れないように振り切っているのでインパクトのズレも少ない。

 パッティングも一時悩んでいたようだが、今のクローグリップにしてから安定。右手の甲を上向きにしてソフトに握ることで低く長いストロークで転がりの良い球を打てている。強みが一つ増した印象で、逆転Vの可能性は十分あると見ている。(プロゴルファー)

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2021年7月19日のニュース