体操男子代表・北園 夢舞台へアンカーの“覚悟”「目標にしている」

[ 2021年7月1日 05:30 ]

母校・清風高で取材に応じた北園
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 東京五輪の体操男子代表、北園丈琉(18=徳洲会)が30日、母校で現在も練習拠点の大阪・清風高で取材に応じた。日本が連覇を狙う団体総合は7月24日の予選を2位以内で通過すれば、同26日の決勝は鉄棒が最終種目。最終演技者のアンカーを見据え「やりたい。プレッシャーは凄いと思うけど、決めた時のうれしさは凄いと思う」と気合を入れた。

 何度も映像を見返した04年アテネ五輪。冨田洋之が最終演技者で着地を止めて“栄光の架け橋”を描いた。アンカーの大役は萱、谷川、橋本とチーム全員が狙っている。「演技でアピールし合っている。みんな目標にしている」と北園。今後の代表合宿などで好演技を積み重ね、大役を射止めるつもりだ。

 4月の全日本選手権で剥離骨折を負った右肘には痛みが残るが、残された日数で状態を上げていく。18歳で金メダルを獲得すれば、体操ニッポンでは最年少。「やれることをやったら結果がついてきた、みたいな試合にしたい」。アンカー起用は意識し、年少記録は意識せず、18歳が夢舞台に向かう。 

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2021年7月1日のニュース