錦織が初戦突破 日本人初4大大会シングルス100勝「経験値の差ある」

[ 2021年7月1日 05:30 ]

テニス ウィンブルドン選手権第3日 ( 2021年6月30日    英ロンドン・オールイングランド・クラブ )

男子シングルス1回戦でプレーする錦織圭(AP)
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 男子シングルス1回戦で世界ランキング53位の錦織圭(31=日清食品)が同67位のアレクセイ・ポピリン(21=オーストラリア)に6―4、6―4、6―4でストレート勝ちし、日本人初となる4大大会シングルス通算100勝目を挙げた。2回戦は同78位のジョーダン・トンプソン(27=オーストラリア)と対戦する。

 節目の勝利にも、錦織は無頓着だった。18歳だった08年ウィンブルドン選手権での4大大会本戦デビューから13年。今回が43回目のグランドスラムで通算成績は100勝41敗となった。大台到達は男子で51人目、現役では12人しかいないが「何も感じません」と強調。その上で「今日の試合を見ると経験値の差はあるのかなと感じた」と振り返った。

 試合時間1時間58分の快勝だった。精度の高いリターンと24回中19回成功したネットプレーを武器に試合を支配。勝負どころでギアを上げ、7度ブレークポイントを握られながら一度もブレークを許さなかった。「リターンがキーになると思っていたので、相手のセカンドサーブの時に攻める意識を持った」。白星の数ではなく、2回戦以降につながる勝因に目を向けた。

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