NBAウィザーズがブルックス監督を解雇 初の女性指揮官誕生への注目度がアップ

[ 2021年6月17日 08:37 ]

ウィザーズを解雇されたスコット・ブルックス監督(AP)
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 八村塁(23)が所属するNBAウィザーズを2016年から5シーズンにわたって率いてきたスコット・ブルックス監督(55)が16日に解雇された。ウィザーズでの通算成績は183勝207敗。アーニー・グランフェルド前GM(66)による人事で就任した初年度(2016年シーズン)は43勝39敗でプレーオフ東地区の準決勝まで進出したが、以後4シーズンはすべて勝率5割未満。今季は34勝38敗でプレーオフに駒を進めたものの、1回戦で第1シードの76ersに1勝4敗で敗れていた。

 得点部門2位のブラドリー・ビール(27)と歴代最多のトリプルダブルを達成したラッセル・ウエストブルック(32)の両ガードを擁していたが、1試合平均失点(118・5)はリーグ最下位(30位)。トミー・シェパードGM(51)は「困難な時期にチームをよくまとめてくれた」とその指導力を評価しながらも「より良いチームにするために動く時がやってきた」として指揮官の変更を決断した。

 この日は昨オフにペリカンズの指揮官になったばかりのスタン・バンガンディー監督(61)の退団も決定し、すでにペイサーズやマジックなど6チームの指揮官が不在。ウィザーズを含めたチームの新監督にはピストンズ時代にファイナルMVPとなり、今季はクリッパーズでアシスタントコーチ(AC)を務めているチャンシー・ビラップス氏(44)やトレイルブレイザーズを退団したテリー・ストッツ前監督(63)ら複数の名前が挙がっているが、AP通信によれば、スパーズのベッキー・ハモンAC(44)やペリカンズのテレサ・ウェザースプーンAC(55)も注目されている候補の1人。ウィザーズのシェパードGMがハモンACもしくはウェザースプーンACを選ぶと、北米4大プロスポーツで初の女性監督が誕生することになる。

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2021年6月17日のニュース