白井に聞く「比べるのではなく認め合うことを教わった」「自分の人生イコール体操人生」

白井健三
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　体操男子で16年リオデジャネイロ五輪団体総合金メダルの白井健三（24＝日体大教）が16日、横浜市の日体大健志台キャンパスで会見し、現役引退を表明した。　

　【白井に聞く】

　――印象に残っている試合は？
　「1つ選ぶのが難しいくらい素晴らしい経験をした。点数や順位を競うけど、人と比べるのではなく、認め合うことを教わったと感じている」

　――これまでの自分にかける言葉は？
　「できないと分かっていても、無理に練習する時もあった。“もう少し自分に優しくしてあげても良かったんじゃない？”と言いたい」

　――家族にはどう伝えた？
　「引退の意思を（4月の全日本前に）伝えようとして実家に帰ったけど、言えなくて。後で電話した。“健三の決断だからね”と両親は言ってくれた」

　――体操とはどんなものだったか？
　「自分の人生イコール体操人生。白井健三という人間の中にある一つの要素。自分の中に入っている物だと思う」