レメキ“3大舞台”制覇に意欲「特別。自分の中の歴史に」ラグビー日本代表合宿

[ 2021年5月28日 15:25 ]

27日に公開された練習中、田村優(左)と会話を交わすレメキ・ロマノラヴァ
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 大分県別府市で合宿を行っているラグビー日本代表のWTBレメキ・ロマノラヴァ(32=宗像サニックス)が28日、オンラインで取材に応じ、6月26日の全英&アイルランド代表ライオンズ戦(英エディンバラ)でラグビー選手としての“3大舞台”を目指す考えを示した。

 ニュージーランド出身でトンガにルーツを持つレメキは、14年に日本国籍を取得して16年のリオデジャネイロ五輪に7人制代表として出場。その後は15人制で19年W杯にも出場した。ライオンズも4年に一度結成される選抜チームとあり、「日本代表とライオンズが戦ったのはいつ?100年前かも知れない」と“小ボケ”をかましつつも、「W杯みたいに特別。このチャンスはなかなかない。試合に選ばれたら、自分の中の歴史に残る」と出場意欲を示した。

 今季のトップリーグは左ハムストリングの肉離れにより、出場は序盤の2試合のみに留まった。復帰戦直前の練習で再発し、「無理をした。ちゃんと治さないといけない。歳も歳だし」と話したが、その後は順調に回復し、2年ぶりの代表活動に招集を受けた。「スピードは戻って来た。不安はない」と言い、報道陣に公開した27日の練習でもフィットネスの高さを披露した。

 19年W杯で4トライを挙げたWTB福岡堅樹が今季限りで引退。「早く戻ってきて」とラブコールを送ったレメキだが、「スピードスターが1人いなくなったが、マツ(松島幸太朗=仏クレルモン)がいる。(追加招集された)高橋君(汰地=トヨタ自動車)も足が速い。いいウイングはいっぱいいるので、その中から誰かがスピードスターになってほしい」と強調。「元気なので、限界まで頑張る」という自身を含め、福岡の穴をウイング勢一丸で埋める考えを示した。

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2021年5月28日のニュース