レイカーズが9年ぶりに地元ファンの前でプレーオフ勝利 サンズを下して2勝1敗

[ 2021年5月28日 14:33 ]

第4Q、得点のあとに歓喜するジェームズとレイカーズのベンチ勢(AP)
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 NBAは27日、1回戦の3試合を各地で行い、昨季王者で今季は西地区全体7位でポストシーズンを迎えているレイカーズは、地元ロサンゼルスで2位のサンズを109―95(前半43―40)で退けて2勝1敗。第4Q序盤で21点をリードしながら残り3分を切って8点差にまで詰め寄られたが大崩れすることなく逃げ切った。

 アンソニー・デービス(28)が34得点と11リバウンドを稼げば、レブロン・ジェームズ(36)も21得点、6リバウンド、9アシストと奮闘。チームの3点シュート成功率は25・0%(28本中7本)と低かったものの、リバウンド総数で51―35、ペイント内の得点で58―38と大きく上回って上位シードのチームをなぎ倒した。

 レイカーズは昨季にファイナルを制して王者となったが、新型コロナウイルス感染防止のためにプレーオフはフロリダ州オーランドで一括して行うバブル形式。ポストシーズンでは本拠地「ステイプルズセンター」で試合をしなかった。

 ホームコートでレイカーズがプレーオフの試合を行うのは、2013年4月28日のスパーズ戦(西地区1回戦第4戦)以来8年ぶり。勝ったのは2012年5月18日のサンダー戦(西地区準決勝第3戦)以来、実に9年ぶりで、収容能力の41%に相当する7825人の地元ファン(マスク着用)が集まったステイプルズセンターは久々に沸き立っていた。

 サンズは初戦に勝ったものの連敗。3季目のセンター、ディアンドレ・エイトン(22)は22得点と11リバウンドを稼いだが、今季25・6得点で第1戦と第2戦で計65得点をマークしていたデビン・ブッカー(24)は41分の出場で19得点にとどまり、第4Q終了間際にはこの日20得点を記録したデニス・シュルーダー(27)への「フレイグラント2(過度の反則)」で退場処分となった。

 主力の1人、ガードのクリス・ポール(36)は27分の出場で7得点と6アシスト。右肩を痛めていることもあって、第4Qの2分26秒にベンチに下がったあとはコートに戻ってこなかった。

 なおカリフォルニア州のギャビン・ニューサム知事(53)は6月15日から全面的に経済活動を再開させるとを発表。レイカーズがその時点でプレーオフに勝ち残っていれば、今度はマスクなしで“満員御礼”となる可能性が出てきている。

 <27日の結果>
 ▼東地区1回戦
(3)バックス(3勝)113―84(6)ヒート(3敗)
 ▼西地区1回戦
(3)ナゲッツ(2勝1敗)120―115(6)トレイルブレイザーズ(1勝2敗)
(7)レイカーズ(2勝1敗)109―95(2)サンズ(1勝2敗)
 *カッコ内の数字は地区内全体順位

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