17歳・藤波 初Vで世界選手権代表、レスリング全日本選抜女子53キロ級

[ 2021年5月28日 05:30 ]

レスリング全日本選抜女子53キロ級決勝で入江(下)を下し、優勝した藤波
Photo By 代表撮影

 レスリングの全日本選抜選手権第1日は27日、東京・駒沢体育館で10月の世界選手権(ノルウェー)代表選考を兼ねて行われ、女子53キロ級は17歳の藤波朱理(三重・いなべ総合学園高)が決勝で19年世界選手権55キロ級銀メダルの入江ななみ(26=ミキハウス)を下して初優勝し、初の代表を決めた。男子グレコローマンスタイル67キロ級はアジア選手権覇者の下山田培(26=警視庁)が制し、代表切符をつかんだ。

 藤波は準決勝で17、18年世界女王の奥野春菜(22=自衛隊)を11―2で破ると、決勝もテクニカルフォール勝ち。シニアデビューとなった昨年12月の全日本選手権に続いて優勝を飾り「世界選手権で戦えると思うとワクワクする」と声を弾ませた。17年世界選手権フリー70キロ級銅メダルの藤波勇飛(25=ジャパンビバレッジ)を兄に持つホープ。24年パリ五輪を見据え「東京五輪を見て吸収できるものは吸収したい」と話した。

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2021年5月28日のニュース