ラグビー日本代表 2年ぶり活動はコロナ厳戒態勢 チャーター機の利用も

[ 2021年5月19日 20:39 ]

理事会後、オンラインで取材対応する岩渕健輔専務理事
Photo By スポニチ

 日本ラグビー協会の岩渕健輔専務理事が19日、オンラインで行われた理事会後に取材対応し、今月下旬に2年ぶりに活動を再開する日本代表の新型コロナウイルス感染症対策について、厳戒態勢を取る考えを示した。

 目玉はチャーター機の利用だ。今月26日~6月8日の大分県別府市での合宿後、同12日の強化試合(静岡・エコパスタジアム)に向けて、チームはチャーター機で移動するという。同26日の全英&アイルランド代表ライオンズ戦(英エディンバラ)に向けて、ライオンズサイドが「非常に頻繁にミーティングをしているが、かなり神経質になっている」といい、万全の防疫体制を整える考えを示した。

 一方、英国入り後に求められる10日間の隔離中は、バブル状態にしながら、通常通りの練習を行える見込み。7月3日にアイルランドで行われる同国代表戦前も、ほぼ通常通りの練習が行える見込みで、岩渕専務理事は「ライオンズ戦はトップカテゴリーのイベントで、その観点から、ある種、特別な措置がされている」と明かした。

 岩渕専務理事によれば、6、7月の日本代表戦は「選手のウェルフェアの観点から、増やす考えはない」と決定済みの3試合で確定する見通し。一方で秋に向けては「何とか開催を検討したい」と、日本国内でのテストマッチ実現に向けて尽力する考えを示した。また、この日の理事会では来日済みのジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチが出席者に向けてあいさつ。「今後への意気込みを語った」と明かした。

続きを表示

2021年5月19日のニュース