バレー久光・小島絢野が“2度目”の引退「寂しい」 結婚&出産経て19年に現役復帰

[ 2021年4月29日 21:50 ]

引退セレモニーであいさつする久光の小島(提供:SAGA久光スプリングス株式会社)
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 今季限りで現役を引退するバレーボールVリーグ女子・久光のセッター、小島絢野(29)が29日、引退会見に臨み、「チームから離れるのは寂しい」と語った。

 小島は2013年に久光に入団。17年に一度は現役を引退したが、結婚と出産を経て19年に久光で現役復帰し2シーズンを戦った。「一度は引退してチームを離れているので2度目ということで複雑な気持ちもある」という。

 現役復帰後は子育てしながらのシーズンで取り巻く環境も大きく変わった。「自分の時間を作るのが難しかった」。試合では司令塔として活躍し、コートを出ると母の顔に戻る。ここまで両立できたポイントを「体育館と家のオンとオフの切り替えができたのが良かった」と振り返った。

 引退後の予定について「特に決まっているわけではない」としたが、バレーへの思いは強く持っている。一度、現役を引退した際に「バレー人口が多いわりにVリーグの認知度が、まだまだ少ないのかなって感じた」と小島。「バレーボールをもっと知ってもらえたらって思うし、たくさんの子どもたちに続けてもらいたい」と思いを込めた。

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