響龍さん、28歳で死去 春場所取組で負傷…八角理事長「ただただ驚き、茫然」

[ 2021年4月29日 16:14 ]

響龍さん(2020年7月21日撮影)
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 日本相撲協会は29日、東三段目79枚目の響龍さん(境川部屋)が急性呼吸不全のため28日に都内の病院で死去したと発表した。28歳だった。響龍さんは春場所13日目(3月26日)の取組で、土俵際で投げを食って頭から落ち、土俵上で5分近く動けず救急搬送された。翌日の27日、師匠の境川親方(元小結・両国)が「今、一生懸命、治療に専念しております」とコメントしていた。

 突然の訃報を受け、八角理事長(元横綱・北勝海)は「この度の訃報に接し、協会員一同、心より哀悼の意を表します。ご遺族の皆様方のご傷心を察しますと、お慰めの言葉も見つかりません。私自身、突然の訃報に、ただただ驚き、茫然としております。1カ月以上にわたる闘病生活、さぞ辛かったかと思いますが、ご家族や師匠らの懸命の看病のもと、力士らしく、粘り強く耐え、病魔と闘ってくれました。懸命の治療を施してくださった医療関係者の皆様には故人に代わり、深く感謝申し上げます」とコメントした。

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